現時点での結論
・仕事用の電話専用スマホには「povo2.0」トッピングなし。
・遊び用のスマホは「mineo シングルプラン A 10GB + パケット放題Plus」
検討の結果、現時点では上記の2プランを使用している。
今回は、そこにたどり着くまでの思考を記すとともに、通話料が増えた場合の試算も書いておくことにした。
前提として
・仕事用の通話は少なめで、ほとんどLINEとメールで事足りている。
・今後、仕事の内容によっては通話が増える可能性あり。
・通話の増加傾向が今の所未知数。
・通話の増減によって適当なプランに切り替えるつもり。
・仕事の通信は3GBもあれば足りる。
・遊び用のデータ通信容量は30GB以上は欲しい。
・余った容量は翌月繰越がしたい。
・データ通信速度の高低速切替がしたい。
・低速時500Kbps以上は欲しい。
・スマホは2台持ちで調べ物をしつつ電話が可能な環境が望ましい。
・ある程度、快適で安価に。
仕事用の格安SIMは「povo2.0」を無課金で使う。
1台目=仕事用(通話専用)スマホに、auのサブキャリア「povo2.0」を無課金(トッピングなし)の「0円」で使うことにする。
ゼロ円といっても通話料は別の従量課金制だ。
電話は仕事の電話くらいで発信はほぼ無い状況だし、連絡の殆どはLINEとメールで間に合っている。
電話をかけても、ひと月の通話料は200円を超えることはないだろう。
以前は通話料完全無料の「Rakuten UN-LIMIT」を使っていたが、エリア面でかなり不満があった。
着信できない可能性のある電話は、いくら安くても電話として安心して使うことは出来ないので今回は除外した。
その点、「povo2.0」はau回線なので、エリア面で格段の安心感がある。
「povo2.0」の通話料金は22円/30秒なので、割引のない一般的なケータイ通話料だ。
頻繁に電話路かけることはなくても、着信を取り逃がさないという点では、格安SIMとしては抜群のコストパフォーマンスだ。
もしも、通話の発信回数が想定外に増えて月額550円を超えるなら「5分以内通話かけ放題」(月額課金550円)をトッピング(追加)すれば良い。
この場合はゼロ円運用ではなく月額550円は確実に必要になるが、一回5分以内通話に関しては課金の心配がないというのは嬉しく思える。
では、何分以上通話をしたら「5分以内通話かけ放題」が得になるのか。
「povo2.0」通話30秒ごとの料金試算と「5分以内かけ放題」のバランス
30秒以内=22円
60秒以内=44円
90以内=66円
120秒以内=88円
150秒以内=110円
300秒以内=220円
600秒以内=440円
750秒以内=550円
単純計算で月間750秒=12.5分を超える通話があるなら「5分以内通話かけ放題」を付けたほうが得になる。
おそらく日常的には、1通話2分半(150秒)以内で終わるだろうと仮定しているので、5回分までなら「5分以内通話かけ放題」を付ける必要はない。
今のところ、通話は合計時間で5分にも満たない。
電話機能にに関しては「povo2.0」でも良さそうだ。
では、普段使うLINEについて「povo2.0」は使い物になるのだろうか。
「povo2.0」の無課金はLINE運用に注意
「povo2.0」は無課金(トッピングなし)だと、通信速度は公称値(ベストエフォート)で128kbpsという遅さだが、通話にはデータ通信の遅さは影響しないので普通に問題なく会話ができる。
問題はデータ通信を必用とするLINEの運用だ。
LINEの機能、「povo2.0」の無課金で出来ること出来ないこと。
「povo2.0」× LINE=出来ること
・テキストの送受信
・アプリ上の通話
「povo2.0」× LINE= 時間がかかるが出来ること
・画像の送受信
「povo2.0」× LINE= 出来ないこと
・ビデオ通話
・動画の送受信
低速であっても、LINEの必要最低限の機能を使う上では問題がないけれど、画像や動画などの送受信は出来ない事を理解しておく必要がある。
速度面で出来ないことを可能にするなら、2台めのスマホからのテザリング(インターネット共有)で早い回線につないで対処する工夫が必要だ。
「povo2.0」で速度が必用なときはテザリング
1台めの「povo2.0」に速度が欲しいなら、2台めのスマホからテザリングすれば問題ない。
今回は2台共iPhoneなのでBluetoothのペアリング完了後には、テザリングが簡単に行える。
Androidでも難しい手順ではないので、ここでは問題にはしないでおく。
2台めの遊び用スマホに「mineo」
1台めのスマホに低速の「povo2.0」を割り当てたので、2台めのスマホにはテザリング用途も含めて、ソコソコ使える速度で安価な格安SIMを割り当てた。
2台目のスマホでは電話を使わないので、mineoのシングル(データ通信専用)のAプラン(au回線)の10GBにパケット放題Plusを追加して契約した。
※10GB以上のプランはパケット放題Plusが無料で使える。料金試算は後述。
mineoは「docomo」「au」「Softbank」の3キャリアから海鮮を選ぶことが出来る、いわゆる「マルチキャリア対応」の格安SIMだ。
その中で「au」を選択したのは、SMS(ショートメッセージサービス)が基本料金に含まれているからであり、「Softbank」は有料であるし。「docomo」には存在すらしない。
SMSが付いていれば1台目のスマホとは別に、LINEのアカウントを持つこともできる。
LINE同士なら通話も可能だから、1台めのスマホともLINE通話も出来る。
もし、一方を紛失してもLINE電話をかけて呼び出すことも可能なわけだ。
もし、どうしても電話をかけたいのなら050のIP電話アプリを使えば良い。
ただし、番号通知とか色々と制約もあるので基本的には電話としては使わないだろう。
電話に関しては、1台めのスマホ「povo2.0」に任せる。
「mineoスイッチ」と、「パケット放題Plus」が魅力
mineoのアプリには「mineoスイッチ」というものがある。
「mineoスイッチ」 は、一度押すごとに通信速度の切り替えが可能な機能のこと。
高速は「節約OFF」、低速は「節約ON」という表記になる。
「節約ON」では、低速の200Kbpsが標準の仕様になる。
「パケット放題Plus」のオプションに加入していると、公称値(ベストエフォート)で1.5Mbpsでの通信が可能だ。
※ 「パケット放題Plus」が無料で使える容量のプランについては後述する。
「パケット放題Plus」は、3日間10GBを超えると速度制限の可能性があると記載されているが、日常的な使い方であれば、実用上は無制限のレベルだと思っている。
速度面でも「パケット放題Plus」の1.5Mbpsなら、仮に実速度が半分だとしても日常使いに大きな支障は出ない。
※高画質動画やライブ配信、速度を要するネットゲームは厳しい。
「mineo」「パケット放題Plus」と容量プランの価格構成
「パケット放題Plus」のオプション料金は385円 。
しかし、音声プラン、データ通信プランともに、10GB以上の料金プランを契約することで「パケット放題Plus」のオプション料金が無料になる。
1GBのプランでも普段は「パケット放題Plus」で日常的には速度に大きな不満はないけれど、10GB以上のプランなら「パケット放題Plus」の月額385円のオプション料金が不要になる事を考えると損得勘定が働く。
「mineo」のシングルタイプで「パケット放題Plus」容量別の料金試算を書いてみた。
・1GBプラン=880円 + パケット放題Plus385円=1,265円
・5GB プラン =1,265円 + パケット放題Plus385円=1,650円
・10GB=1,705円+パケット放題Plus 0円=1,705円
・20GB=1,925円+パケット放題Plus 0円=1,925円
どうだろうか。
「10GBプラン」は「1GB+パケホ」よりも440円ほど高くなるが、「10GBプラン」が特に見える。
とは言っても440円の価格差を納得する理由は必用だろう。
メルカリでの「mineo パケットギフト」の単価を考慮する。
メルカリではmineoユーザーが余ったパケットを販売している。
これはmineoも周知されていて問題とはされていない。
その価格は3GBで概ね300円前後だ。
先に挙げた1GBと10GBプランの価格と容量差は9GB。
メルカリで9GB購入するなら約900円。
プランの価格差は440円なので、同じ容量にするには460円を余計に払うことになる。
もちろん、1GBのプランにメルカリで3GB(300円)を足すだけでも足りるかもしれないが、差額140円で6GBプラスされるなら、精神的にも10GBプランの方が楽な気がする。
それを言うなら20GBのプランでもと考えるが、現状ではそこまで必要としないし必要ならプラン変更をすれば良い。
更に言うなら、mineoは余った高速容量を翌月に繰り越せるので、本当は5GBのプランで間に合うかもしれない。
でも、5GBと10GBプランの価格差は僅か55円だから、必然的に10GBを選んでしまう。
逆に、全く高速容量が不要で、1GB+パケット放題Plusで問題ないのなら、10GBプラントの差額440円に110円足して、電話用スマホの「povo2.0」に「5分以内通話かけ放題」(550円)をトッピングすれば通話料金の心配もほぼ消える。
もし、5分を超える通話が頻発するなら。
「povo2.0」の「5分以内通話かけ放題」は、5分を超えると30秒22円の通常料金となる。
5分を超える(長電話)通話の機会が増えるなら、povo2.0からMNP(モバイルナンバーポータビリティ)でmineoのデュアルプランに切り替える。
「mineo」なら「povo2.0」の 「5分以内通話かけ放題」 の倍の10分以内の通話がかけ放題になる、その名の通りのオプション「mineoでんわ 10分かけ放題」がある。
「mineoでんわ 10分かけ放題」は10分以降の通話料が30秒10円と安い。
ただし、mineoでんわアプリからの発信が必須で標準電話アプリの着信履歴からのリダイヤルはできない。※執筆時点(自動プレフィックスに対応予定)
「mineo デュアル +mineoでんわ 10分かけ放題+パケット放題Plus」を試算する。
1GB=2,618円
5GB=2,838円
10GB=2,893円
20GB=3113円
※mineoでんわ 10分かけ放題と パケット放題Plus込みの料金
かなり維持費が上がるから、1GBで我慢しそうだ。
10分以上の通話し放題なら、povo2.0の「通話かけ放題」(1,650円)
こんなに通話をするはずはないとは思いつつ、一応は考えておく。
10分以上の通話となると無制限を検討する必要が出てくる。
そこで使えるのが「povo2.0」の時間無制限の通話し放題プラン「通話かけ放題」だ。
「povo2.0」に「通話かけ放題」(1,650円)を足すのなら、2台めのスマホは「mineo」の「シングルプラン」にして運用コストを下げる。
「mineoシングルプラン+パケット放題Plus」+「povo2.0「通話かけ放題」(1,650円)」を試算.
1GB=2,915円
5GB=3,300円
10GB=3,355円
20GB=3,575円
※10GB以上のプランはパケット放題Plusが無料
現時点で契約している「povo2.0」と「mineo」の組み合わせ月額料金1,705円には通話料が含まれないが、550円までの通話料であれば2,255円ほどになる。
今後、通話が増えた場合の試算
月間12.5分以内の通話がある場合
1台目スマホ=povo2.0 無課金(0円※180日に1回のトッピングは必用)
月間通話料金、0円~550円
2台目スマホ=mineo シングル A 10GB+「パケット放題Plus」(1705円)
月間データ通信費、1,705円
▶合計月額1,705円~2,255円
1通話5分以内の通話で月間合計12.5分を超える場合
1台目スマホ=povo2.0 「5分以内通話かけ放題」
月間通話料金、550円
2台目スマホ=mineo シングル A 10GB+「パケット放題Plus」
月間データ通信料、1,705円
▶合計月額2,255円
1通話5分を超える”部分”の通話が月間合計合計8分以上になる場合
1台目スマホ=mineo デュアル10GB A or D or S +「パケット放題Plus」+「mineoでんわ 10分かけ放題」
月間データ通信料、1,958円
月間通話料金、935円
2台目povo2.0 無課金 (0円※180日に1回のトッピングは必用)
▶合計月額2,893円
電話無制限にする場合
1台目スマホ=povo2.0 「通話かけ放題」
月間通話料、1,650円
2台目スマホ=mineo シングル A 10GB+「パケット放題Plus」
月間データ通信料1,705円
▶合計月額3,355円
もしくは440円安い↓
1台目スマホ=povo2.0 「通話かけ放題」
月間通話料、1,650円
2台目スマホ=mineo シングル A 1GB+「パケット放題Plus」
月間データ通信料、1,265円
▶合計月額2,915円
裏技的にmineoのデータ通信を安くする
先に、mineoのパケットはメルカリで買えると書いた。
買えるということは売れるということでもある。
mineo シングル A 20GB+「パケット放題Plus」
月額1,925円を契約し、メルカリで4GBのパケットを350円で5セット売却する。
メルカリの手数料10%を引いた売上は1,575円。
メルカリの上記プランの料金から相殺したと考えれば、1.5Mbpsのパケホだけを月間350円だけで使えなくもない。
パケットの値下がりや売れ残りもあり得るので、毎月同じ料金で運用できるとは思わないが、考え方によっては「 mineo シングル A 1GB+「パケット放題Plus」 」の1,265円よりも、かなり得な気がする。
まとめ
・仕事用の電話専用スマホには「povo2.0」トッピングなし。
・遊び用のスマホは「mineo シングルプラン A 10GB + パケット放題Plus」
1,705円~の月額料金だ。
格安SIMの組み合わせによってはゼロ円運用も可能なのだけれど、実際に試した際には窮屈さを感じた。
ある程度の快適さと割安感のバランスは、人それぞれ違うだろうからなんとも言えないし言わないけれど、安くて快適な環境としては悪くないはずだ。
もちろん、格安SIMは今後も安価なプランやサービスが増えるだろうし、僕自身も使い方が変わってくるだろうから、その都度、使い勝手に合わせて乗り換えてゆけば良いと思っている。
ひとまず、今はこんな感じ。
今回の記事に関連したリンク
povo2.0
https://povo.jp/
mineo
https://mineo.jp/
mineoのパケットギフトの売買にメルカリ
https://jp.mercari.com/
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